お客様の声

2012年1月10日

売電の金額が1万円を超えたときは、夫婦で何度も明細を見て、

ニヤニヤしてしまいました(笑)


とは、福島県郡山市の浅野さん(仮名)の奥様 。浅野さんは、2011年6月に太陽光発電システム(3.4kW)を設置されました。


以前から、環境にやさしい自然エネルギーに関心をお持ちだった浅野さんご夫婦。


「野菜を作るのと同じように、電気も自分の家で、自給自足をしたい」


このような思いのもと、スタートした太陽光発電生活ですが、実際に設置されてからは、思わぬ嬉しい誤算があったとおっしゃいます。


嬉しい誤算とは、発電して余った電気を売ることで得られる「売電収入」!!


電気の自給自足を楽しみながら、「売電収入」を手にしていらっしゃる浅野さんご一家の、太陽光発電生活をのぞかせてもらいました。


―― 太陽光発電システムを設置するきっかけは何でしたか?


ご主人 以前から、太陽光や風力など、自然エネルギーには興味がありました。電気を自分の家で作れる生活というのは、いいんじゃないかと。

ところがそんな悠長な話は、震災の前の話で・・・。

原発事故で、どんどん広がる被害を目の前にして、もう、このままでは(エネルギーを原子力だけに頼っていては)いけない。子供や孫のためにも、自分ができることから変えたいと太陽光発電の導入を考えていました。


奥様 我が家では、長い間、太陽熱温水器を屋根に上げて、便利に使ってきましたので、そろそろ別のエネルギーも使えないかなと思っていました。太陽光発電は、電気代の節約になりそうでしたし。


―― 太陽光発電で作った電気のうち、自宅で消費しきれなかった分を電力会社に販売できるという【売電制度】は、以前からご存じでしたか?


ご主人 TVなどで聞いたことはありました。ですが、それは、うちみたいに家族が多くて、電気をたくさん使うところには関係ない話だろうと思っていました。

※  浅野様ご夫妻は、娘さんご家族とご同居されています。大人4人と赤ちゃんの3世代のご家族です。


―― 浅野様が、「売れるほど電気は余らないよ」と何度もおっしゃっていたのを覚えています(笑)そこで、まず、浅野様のお宅の屋根では、どのぐらい発電して、どのぐらいの電気量をまかなえるかをシミュレーションさせていただいたんですよね。シミュレーション結果をご覧になっていかがでしたか?


ご主人 具体的なイメージができてよかったですよ。南面の屋根にだけ設置した方がよいのか、東面や西面にもつけた方がよいのかが、比較できました。それに、我が家でも発電した電気が余って、売れそうなことがわかりましたしね。


―― 太陽光発電の設置をお決めになられたポイントは何でしたか?


ご主人 原発事故で、エネルギー問題のことは考えていましたから、自分の家でお日さまという大自然の恵みを受けて、電気が作れるなら、今こそやってみようじゃないかという気持ちでした。設置に補助金が国から出ることも、電気が今まで買っていた金額の倍額で売れるというのも後押しになりました。


奥様 春先からの電力不足で、家の中でもいろいろな節電対策をやってきましたが、生まれたばかりの孫の体調管理や家族の最低限のくつろぎを考えると、節電にも限界があるので、そういう部分を自家発電で補えれば良いなぁと思いました。また、逆に、節電できたぶんの電気を売れるっていうのは、やりがいがありそうだなぁというのもありました。意識の変化にビックリしました。でも、もっと驚いたのは、今まで電気代などの光熱費の話なんてしたことのない主人が、『今月はどうだった?』と言って、東北電力からくる明細をまじまじと見ていることです(笑)。


―― 設置されてから、ご生活の中でこんなところが変わったなぁと思われることはありますか?


奥様 そうですね。電気を作っているのだから、もっと悠々と電気を使えると思っていましたが、実際は、モニターを見るたびに、もっと消せるところはないか、、、、、と思案する自分を発見。たしかに、どのぐらい売れたかの明細を見るのは楽しいですね。8月分の明細で、売電の金額が1万円を超えたときは、夫婦で何度も明細を見て、ニヤニヤしてしまいました(笑)


―― 売電額1万円超えはお見事です。そして、昨年の同時期の電気代が11,530円だったのに対し、今年は、5,577円というのは、素晴らしい削減ですね!!

何か特別な節電対策をされたのではないでしょうか? ぜひその秘けつを教えてください。


ご主人 秘けつというような大げさなものではないんですよ。震災後からの使わない電気は消す、今使わなくてもよいものは使わない、といった電気を大切にしようという意識の変化がしっかり節電という形になったんでしょうね。去年までが使いすぎだったという見方もありますよ。


奥様今年は2階の部屋が過ごしやすかった」と娘も言っていましたが、屋根の上のパネルが暑さをやわらげてくれた気がします。なるべく、エアコンはリビングで使うようにしましたけど、いつもより温度を下げなくてよかったのかもしれませんね。


浅野様の2011年8月分(7月8日~8月7日ご使用分)の売電額は、なんと過去最高の10,512円!!9月には、この金額が東北電力から浅野様の口座に振り込まれたそうです。



―― それは、とても嬉しいです。おっしゃるように、今年の夏は、屋根の上にパネルがあったので、例年よりもずいぶんと熱を遮ってくれたはずです。エアコンの温度設定は、気にされましたか?


奥様 新聞でもTVでも28℃設定を推奨していましたから、我が家もそれで頑張りましたよ。去年までは、28℃では冷えない感じでしたので、26℃ぐらいにしていたと思いますが、そう考えると、28℃で十分部屋が涼しくて快適でした。


―― エアコンの設定温度が2℃違う分は、しっかり電気代の削減にも関わってきますから、浅野様ご家族は、そのあたりを、みなさんで上手に取り組んでくださったのだと思います!

これからの寒い時期には、今度は、太陽光パネルに屋根の上に1枚お布団をかけたような効果が見込めますから、ぜひ、冬の暖房も上手に調整なさって、快適な生活をお送りくださいね。


―― ご自宅で作った電気を上手にお使いになりながら、同時に、売電収入も手にされていらっしゃる浅野様ご一家ですが、この売電収入の使い道はもうみなさんでお決めになられましたか?


奥様 それが、まだ決まらないんですよ。最初は、生活費の足しになればいいわ、ぐらいにしか考えていなかったのですが、毎月、毎月、口座に振り込まれると、もったいない気持ちで使えなくて(笑)。

もっと貯まったら、みんなで美味しいものを食べにいこうか』とか、『いやいや、もっともっと貯まって旅行の資金にしよう』とか、私たちが『のんちゃん(お孫さん)に何か買ってあげよう』と言うと『お父さんお母さんが好きなものに使えばいいのよ』と娘が言ってくれたり、そんな話をできることが楽しいですね。

家族みんなで工夫して節電した結果、いただくお金なので、じっくり考えようかしら(笑)。


●  こっそり教えてもらいました。浅野様ご一家の売電金額


7月分

3,984円

(14日分)

8月分

10,512円

9月分

6,432円

10月分

7,920円

合 計

28,848


シミュレーション時の1年間の売電予測金額は、63,756円でしたから、浅野様が太陽光発電を導入後、かなり工夫して節電なさっているのがうかがえますね!

ちょっとの工夫が、嬉しい副収入を増やします!!



―― 浅野様にとって、ズバリ、太陽光発電を設置してよかったなぁと思われるときはどんなときでしょう?


ご主人 TVで原発事故関連のニュースを見ると、やっぱりこれからは自然エネルギーの時代だと思いますし、自己満足ではありますが、それをまず、我が家で実践できていることはとてもよかったと思います。

今後は、蓄電池などで、電気を貯めることにも目を向けたいと考えています。最初は高い買い物だと思いましたが、意外と早く元が取れそうなのは嬉しいですね。


奥様 晴れた日に、こんなに良いお天気をすこしでも無駄にしないでよかったわーと思いますし、地球環境に優しい生活をしていることを誇りに思うこともあります。

孫が大きくなって、「ウチの家は野菜も電気も手作りよ」なんて喜んでくれると嬉しいですね。


―― 浅野様が、太陽光発電のある暮らしを本当に満喫していらっしゃって、私たちもとても嬉しいです!


ご主人 太陽光発電という買い物は、新しいものを楽しむだけの買い物ではなく、楽しみながら、電気代も減らせ、売電収入までもらえるという、お得感をいくつも感じられる買い物になったと思いますよ。


―― 浅野様、いろいろと教えてくださりありがとうございました。たくさんの方に太陽光発電の良さや楽しさをお知らせしてまいります!


●  福島県で太陽光発電を設置するメリット

ご存じでしたか? 実は、福島県の日射量は東京よりも多いのです。さらに福島は東京に比べて屋根の大きなお宅が多いというのも大きなメリットの1つです。

太陽光発電システムは大きい容量をのせれば載せるほど売電できる電気が増え、さらにkWあたりの設置コストも安くなるからです。

「東北だから日射量が少ないんじゃないの?」と思いがちですが、実は福島でも太陽光発電システムは、しっかり発電してくれるんですよ!