福島正則's コラム

2015年4月6日

近所の会合にて。


ご婦人の背中から、なにやらポトリと落ちました。

よく見ると、ホッカイロでした。

「ホッカイロが落ちましたよ。」

「あーら、ホッカイロも人と同じで、

熱がなくなって冷めると、離れんだない。」


うー。さすが妙齢のお姉様。

おっしゃることが、深い~。



福島正則

2014年11月6日

高速道路サービスエリアにて。

階段を登り、トイレにはいりました。

と、ご婦人と目が合いました。

(あれっ、間違えたか?)

ご婦人、手を拭きながら


「あら、いいのよ。

ここは男子トイレよ。どうぞ。」


私   「すみません。」


(なんで私、すみませんて言ったんだろう。

悪いのは、むこうだよね。

なんなの、あの堂々とした態度は。)

勝てません。


福島正則

2014年10月6日

2歳の孫、喜久田駅から磐越西線に乗り、郡山駅で

新幹線に乗り換えて東京へ帰ります。


母親 「喜久田駅、何時かな? 時刻表はどこ?」

孫  「大丈夫だよ、駅へ行ってホームで待ってれば、すぐに来るよ!」


私の心の声

すぐに来ないの!  ここは喜久田。

京王線笹塚駅とは違うの!

環境の違いだ。田舎を思い知らされる。


福島正則

2014年7月3日

孫が来ました。私の家の孫は、幸せです。

母親と、婆様と、母親の妹と、三人でかまっています。

一方では、かまわず、食べ物も与えず、衰弱死させたとか、

一歳児を殴って死なせたとか、死亡した幼児の遺体を調べたら、胃の中から紙おむつがでてきたとか。


どんなにひもじかったのでしょう。

寂しかったでしょうに。

一生懸命親を呼んだでしょうに。

・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・

悲しすぎます。

子供は親を選べません。

慈しみましょうよ。手間暇かけて育てましょうよ。



福島正則

2014年6月2日

国道49号線、一車線道路。

3台ほど前の車が、時速30~40kmで走っております。

この車の前は、ガラ空きです。皆いらだちながら後についております。

2車線になりました。

皆一気に追い抜いていきます。私も追い抜きをかけ、並んだ瞬間に、運転手の顔をチラ見します。

やはり後期高齢者でした。

そういえば以前、同じような場面があり、忌々しく思いながら運転手の顔を確認したら、私の父親でした。


[子供叱るな我が来た道ぞ。年寄り笑うな我が行く道ぞ。]


未熟者で、なかなか優しくなれません。



福島正則

2014年4月16日

磐越道にて。(競馬の実況中継風に)

80km/時の大型トラックを、90km/時の大型トラックが追い越しを掛けています。スピードに差がないためなかなか追い越せません。

ようやく半車身(半馬身ではない。)の差になりました。

おや?上り坂に差し掛かったため追い越しを掛けたトラックが、ズルズルと後退しております。

あっ、ついに、半車身差が一車身差になってしまいました。追い越し車線をふさいだまま併走しています。

追い越しできるのでしょうか?


「えーい!追い越しにいつまでかかってるんでぇ。

さっさとどけー!」


相手に聞こえない事をいいことに、車内で大声で

怒鳴っている私です。


福島正則

2014年1月20日

【スーダンより避難して来た方の言葉。】

どんな山奥でも電気が点きます。

蛇口をひねれば水が出ます。凄いことです。

そして、それよりも何よりも、驚いたことは、日本では

30年のローンを組みます。30年ですよ。

日本人は、今後30年間この平和と繁栄が、ずーっと続くと信じているわけです。

皆がそれを信じることができるから、ローンが成り立つわけです。30年先を皆が信じることができる国なんです。

すばらしい国です!!

私の国では、明日どうなるかわかりません。

ですから、ローンなんて成り立ちません。


当たり前と思っていたことが、とんでもなく凄いことだったんですね。


福島正則

2013年10月30日

ある食堂にて。

スライドテーブルの上を、トレーをすべらせながら好みの品をとっていきます。

最後に、


「味噌汁と豚汁がありますが、どちらになさいますか。」

「味噌汁。」

「ご飯は、大、中、少、とありますが、どれになさいますか。」

「少」

「はい、中ですね。今おつぎします。お待ちください。」


(おい、少と言ったよ、少と。耳で聞いた言葉じゃなくて体型で判断してないかい。

その体型がメタボで問題だから、少って言ってるのに。)


出された「中」のご飯を、一粒残さずおいしく食べてしまう自分がいとおしい。



福島正則

2013年10月15日

KITACA、SUICA、

TOICA、ICOCA、

SUGOCA


もうおわかりですね。

それにしましても、誰が名付け親なのでしょうか。

JR北海道、JR東北、

JR東海、JR西日本、

JR九州


ちなみに、私のお気に入りは、ICOCA のネーミングです。話し言葉そのままです。


福島正則

2013年9月11日

2才半の孫がおりまして、今年の夏は2週間近く帰ってきました。

早速、猪苗代湖だ!と張り切り、水着&水中眼鏡で、

孫に、「じぃじは泳げるんだぞ!」とばかりに湖でクロール。

がしかし、孫は持参のバケツに湖水を入れ「MY猪苗代湖」。

そこから絶対に出ようとはしません。

「日本で2番目に大きいんだぞ!」と説得を試みましたが興味なし。

滞在時間20分の湖水は、じぃじだけ泳ぐというなんとも切ないものに。

その上、気がついたら熱中症。

張り切りすぎたみたいです。


福島正則(娘)

今回は、娘がお送りしました。


2013年7月11日

「福島で生まれて、福島で育って、福島で働く。

福島で結婚して、福島で子供を産んで、

福島で子供を育てる。

福島で孫を見て、福島でひ孫を見て、

福島で最後を過ごす。

それが私の夢なのです。」


子供たちに、ごく当たり前の事を、「夢」と言わせてしまった原発事故を忘れ、

原発利権に群がる原発村の人々が活気づいてきました。

原発事故のため、復興が進まず、福島県の避難者数は、6月6日現在で、避難者総数93,915人(内、県外避難者数53.960人(復興庁調べ)にのぼります。

いまだに故郷へ帰れない人がこれだけいるのです。

忘れて欲しくありません。


福島正則

2013年5月31日

商工会議所での会合の後、久しぶりに皆で飲みに行こうかという話になりまして、連れだって出かけることになりました。

会議所会館を出たところで、長いおつきあいのS社長が、


「福島君、悪いんだけど、飲み代を立て替えておいてくれないかい。

じつは、女房が領収書を精算してくれないんで、小遣いがまったくなくなったんだよ。」


「いいですよ。でも、奥さんが領収書を精算してくれないなんて、奥さんを怒らせるようなこと、いったい何をしたんですか。

前にも一度ありましたよね。」


「何にもしてないよ!」


ウソです。してます。

私ども、中小企業は、経営者の奥さんが会計をしているのは一般的な事です。

ですから奥さんがその気になれば、兵糧攻めなどたやすい事です。

身に覚えのある方はお気をつけください。


福島正則

2013年4月30日

(原発避難その2)

近所のガソリンスタンドのご主人。奥様が子供を連れて

名古屋の実家に帰っておりました。

今年、長男が幼稚園へ入学するため、名古屋で入学するか

郡山で入学するかでもめて、離婚の危機にまで至ったとの事。

(本人談、チョット大げさかとは思いますが。)

結局は、郡山へ帰り、当地の幼稚園へ入学したようです。

でも、このような騒ぎは多くの家庭で起こったのでは

ないかと思います。


放射能は怖い。でも、家族は一緒に住みたいですよね。

一緒に住むようになって、爺ちゃんも婆ちゃんも喜んでいます。これが自然な姿です。


家族を離散させる原発には反対です。


(福島正則)

2013年4月1日

東京駅17:08発やまびこ、つばさ147号

珍しく指定席をとりました。

隣に乗り合わせた女の子。小学生4年か5年くらい。

私立学校の制服で、帽子もオーバーコートも質の良さを感じさせるものです。


「一人なの?」

「はい、いつもは母と一緒ですが、今日は一人です。」

「どこまで?」

「福島までです。」

「福島からまた乗り換えるの?」

「いいえ、父と姉が福島に住んでおりますので、福島駅に迎えに来てくれます。」


ものすごくしっかりとした受け答えです。


「じゃ、原発避難?」

「はい、そうです。毎週金曜日は、学校が終わるとまっすぐ福島へ帰ります。」

「大変だね。」

「もう、慣れました。」


離ればなれで暮らす家族がここにもありました。

家族は一緒に暮らすべきです。

家族を引き裂く原発には反対です。


(福島正則)

2013年1月7日

奥日光湯の湖湖畔、紅葉真っ盛り。ハイキングコースを歩いています。丁度中間地点あたりで立て看板。

〔 熊出没注意!

「おーい、H君、熊が出るかもしれないから、その時は

うまくかわしてくれよ。」

「大丈夫です。その時は、中小企業戦略研究会の会長をしております、Hですって、名刺を渡して丁重にご挨拶してお近づきになりますから。」

「そうか、まかせたぞ。」

そうこうしているうちに、先頭を歩いていた会長が、三番目くらいに後退しております。

「あれ、H君、先頭じゃないとまずいんじゃない。熊さんと名刺交換をして、お近づきになるんじゃなかったっけ。」

「すみません!お近づきになれません!バスの中に名刺を忘れて来ました!」

仲間との楽しいひとときでした。


(福島正則)





2013年1月7日

2012年11月7日・8日 REIFふくしま2012に参加してきたときの写真を掲載します。

ブースです。



テーブルには、ソーラーで動くおもちゃやチラシも置きました。


今回は、のぼりも制作しました。

のぼりは、前回の展示会にて伺わせていただいた企業様にお願いしました。

デザインも希望通りで、満足しております。

ありがとうございました。


今後も展示会に参加出来たらと思っておりますので、よろしくお願いします。


2012年10月23日

10月20日・21日にビックパレットふくしまで行われました、夢商いに参加してきました。

http://www.yumeakinai.com/

太陽光パネルとNPO法人ふくしま再生可能エネルギー普及促進センターの看板を設置し、

太陽光発電設置の販売や施工のご案内をしてきました。

以下が、設置ブースの様子です。

2012102021夢商い太陽光展示2

2012102021夢商い太陽光展示1

いろいろなお客様とお話させていただきました。

・導入コストが高いのではないか。

・東北では、あまり発電しないのではないか。

・多くのパネルを設置しないといけないのではないか等

太陽光発電に関して、お客様にとってまだまだ未知な部分が多いということを改めて感じてきました。

大変勉強になりました。

ありがとうございました。

2012年2月14日

お隣おばちゃん、ご夫婦で金沢バス旅行。

何か違和感のあるご夫婦がいるので気になっていた。

最初の宿の夕食、箸を持たせ、小鉢を持たせ、ご主人がかいがいしく奥さまの世話をしている。

どうやら奥さまは認知症の様子。


翌日、兼六園、集合写真を撮るとき。

「はーい、皆様よろしいですか。」

「ちょっと待ってください。」

くだんのご主人が声をかけて止めたそうな。

何をするのかと思いきや、奥さまのハンドバックから口紅を取り出して奥さまの唇に塗り始めたんだそうです。

でも慣れないことをするからうまくいかない。

見かねたお隣おばちゃん、

「どれ、私が塗ってあげるから貸して!」

紅を塗りながら思った。


「奥さん、あんたはこの世で一番しあわせな女だ。

ご主人に紅をさしてもらえる女なんてあなたのほかにいないよ。

でもあんたはわかんないんだね。」


うらやましいやら切ないやらで急に涙があふれてうまく塗れない。

ようやく塗り終えて顔をあげたらほかのご夫人方も同じ思いだったらしく皆目をうるませて見ていたそうな。

私もいつかこんな夫婦になりたいと思います。

さてお隣おばちゃん、帰宅後ご主人に「私がわかるうちにやさしくして!」と言ったとか言わぬとか。


(福島正則)

2012年1月31日

以前、寒い時期に娘ががペットのもんちゃん(ももんが、大きさ12cmくらい)を連れて帰省して参りました。

このもんちゃんの巣は、掛け布団と敷き布団の合わせたもので、敷き布団にはなんと電熱線ヒーターが入っております。

「なんと贅沢な!」

と私が言いますと、妻が

「あなただって電気敷き毛布をしてるでしょ。」

そうだけど、じゃなにか、俺ともんちゃんは同格か!?

何か釈然としないものを感じるのは

わたしだけでしょうか?


(福島正則)

2012年1月10日


あるパーティーの会場、知り合いのご夫婦、何かいさかいがあった模様。
1時間もしないうちにご主人が帰ってしまいました。
奥様にどうしたのか尋ねると、
「ほっとけばいいの!家の鍵はあたしが持ってるんだからどうせ入れないの。待たせとけばいいの!」
寒いのにかわいそう。
翌々日、奥様にお会いしたので、「ご主人大丈夫でした?」と尋ねると、
「合い鍵で入って先に寝ていたわ。憎らしいからその夜は別の部屋で一人で寝たの。そうしたら寒くて、ストーブは丁度灯油が空だし、敷き毛布をして靴下をはいたけどそれでも寒くて一睡もできなかった。」
大変だったのね。
「でも夕べはあったかかったわよ、ちゃんとあっためてもらったから!」
え、ええっ!? なにそれ?・・そうですか!
そうでございましょうとも!
余計なことを聞いた私が悪うございました。!
皆様も幸多き年でありますように。


(福島正則)